初めて着物を着た話

初めて着物を着た

私は成人をしてからもう15年目を迎えますが、今でも実家に眠っている着物があります。それは私の成人式のために両親が用意してくれた物で、母親と一緒に選びに行きました。着物についての知識が全くない私に比べて、一世代上の母親は結婚する時には着物を持って嫁に行くなどといった世代の人間で、着物に対する思い入れは弱くなかったようです。

 

私は一日だけのことなので、レンタルでも良いかなと考えていたのですが、せっかくだから一枚ぐらい着物はあった方が良いという両親の厚意で買ってもらうこととなりました。

 

私が成人式の着物を見ていて感じていたのは、赤を選ぶ人が圧倒的に多いなということでした。赤い色の着物は成人式の色としては定番ですし、初々しさといった面では若者にぴったりなのかもしれません。

 

しかし私は長く着られる物が良いと考えて、青色の着物を選びました。
少し落ち着いたような感じでしたし、成人式に周りに赤が多い中で目立ったので、良かったかなと思います。着物購入に50万円、帯が25万円と高い買い物で、着物を購入することにかかる費用にも驚きました。良い物はもっとするようです。

 

私の着物は実家できれいな状態で眠っています。成人式、大学の卒業式に来て以来になりますが、今度それが出てくるのは15年後の娘の成人式かなと思います。
娘のためにも購入できたら良いですが、なかなかそこまでの費用を私たちは用意できそうにもなく、私の思い出の詰まっている着物を娘に着てもらえたら嬉しいなと今から考えています。

 

着物を着る習慣が少なくなっていますが、やはり日本人にとって着物は特別であり、着物を着ると身も心も引き締まるような思いがすることは事実だと思います。